2017年7月から2018年6月に実施した「第2回装丁総選挙」の結果を発表します。
今回も多くのご投票をいただき、誠にありがとうございました。
作家様の思いが詰まった、すばらしい作品たちをご覧下さい。
表紙:コートカード180kg(クリアPP)/遊び紙:香り遊び紙カレー/本文:コミック紙クリーム/
特殊加工:(レター本セット)ジッパー加工/香り印刷(カレー)
この度は栄えある賞を頂き、ありがとうございます。
カレーの匂いがする印刷と、遊び紙があると知りカレーをテーマにした本を作りたいと思ったのがきっかけでした。予想以上にカレーのパッケージに近づいた本が出来、とても満足です。
この度はありがとうございました。
【牡蠣食う客/中村】
グランプリ受賞、ありがとうございます。正直、今でも喜びより驚きの方が大きいです。
カレーづくしの装丁を最大限活かすには、この表紙しか考えられない!という完全なマッチ感があったのではと思っています。
結果発表の頃、丁度発行から一年が経過するのですが、擦った時のカレーのにおいは変わらず鮮明です。
投票してくださった皆様、そして素敵な装丁を叶えてくださった印刷所様、本当にありがとうございました。
【霧霧舞/榎本染】
●実はものすごくシンプルに加工や用紙を組み合わせているだけなのに、驚きもインパクトも圧倒的。
デザインと加工がぴったり組み合わさるだけで、こんなに深くこだわりを表現できるのかと改めて実感しました。
●「カレーの匂いの遊び紙を使いたいから作った」と表4に書いてありましたが、まさしく「こういう加工が出来るので、
それを最大限に活かした本を作ろう」という発想で作られているのがとても面白いと思いました。
まさしく「装丁のための一冊」。
●見た目・インパクト・アイディア全てがダントツ。何より極端に加工を積んでいるわけではないのに、デザインと
アイディアによって物凄く凝っているように見える点が、特殊加工初心者である自分にとってとても参考になりました。
この度はまさかの準グランプリ受賞、ありがとうございます!入賞できるだなんて思っていなかったので、今もまだこれはドッキリなのでは?ぐらいの気持ちでいます。
部屋とロフトをテーマにして製作すると決めた時から、このテーマだからこその装丁をしたい、あわよくばロフトを覗き見できるようなデザインを……!と思い、装丁を考えました。
このコンセプトを実現するにあたって、装丁のアイデアを下さったりサンプルを送ってくださったりとアクシスさんにはたくさん助けていただきました。そのおかげで、見た目だけでなく手に取ってページをめくって楽しめる本を作ることが出来ました。
この度は本当にありがとうございました!
●家の中をこっそりと覗き見ているような、テレビの向こうの世界を見ているような、そんな「少し違う世界を覗いている」
感覚を覚える装丁はとても目を惹くなと感じました。
●窓からちらりと見える部屋の中…という構造にドキドキしました。一見シンプルなのに、細やかなところに凝りを感じる
ところも良かったです。ぐっと心をつかまれました。
●シンプルなのに豪華だと感じるのはひとえにデザインと発想のなせる業だと思います!
好きに作ってよかった〜〜!が今の正直な気持ちです。
好きを形にしてくださったプリントオンさん、ありがとうございます。
そして、投票いただいた方々、本当にありがとうございます。それだけ多くの人にも好きだと思ってもらえたのかなと思うと、すごく嬉しいです。
羊皮紙とか蓄光とかでこぼこした地図とか…わくわくしますよね……わくわくワードいっぱいの本でした。
絶対やりたい装丁がまだあるので、これからも好きに作っていこうと思います。
●白色の紙に藍色を足すのではなく、藍色の紙に白色印刷であることにこだわりを感じました。
蓄光印刷で表紙に変化を与えているのも魅力的です。
また、透明フィルムと遊び紙の組み合わせが面白く、ぜひマネしたい! と思いました。
●他のノミネート作品と比べると一見シンプルですが、遊び心が光る素敵な装丁だと思います。
ミステリアスな雰囲気がお洒落。読んでみたくなりました。
●用紙やPP加工・蓄光加工や透明フィルムの使い方が見事だと思いました。まさしく完成されているというか、
特殊加工によってより深いところまで作品の世界観を表現できているのが本当に凄いです。
ご投票くださった皆様ありがとうございました。
色々な初めての試みをした私の中では記念本だったので嬉しいです。
仕掛け絵本のような見て触って楽しめる本が作りたく、視覚的に楽しめる要素に箔2種類、立体物ならではの奥行き表現としてフランス製本の折込部分にアートカッティング、そして触って楽しむ?エンボス加工。どれも頭の中でイメージしたものをそのまま実現していただけたので本人が一番喜んでいる(笑)とても大切な本となりました。また色々な試みをしつつ装丁大好きマンとして作っていきたいです。改めまして、ありがとうございました!
●加工で立体感や奥行を出す装丁は沢山ありますが、紙の両面に効果がある加工をストーリーに効果的に落とし込まれている
表現にはため息が出ました。
どんなストーリーか、一番読んでみたいと思った一冊です。
●本の折り返し部分にカッティング加工をするという発想に驚いたし、それがちゃんと形になってるのがさらにすごいなと
思いました。本の内容は分からないのですが、ぱっと見ただけでも絵本の様な遊び心が色々ちりばめられて一番手に
取ってみたい気持ちになりました。
●雪の中という物語の世界観が、イラストは勿論、紙、箔、カッティングでキラキラとして見えてとても素敵だと思い
ました。表4の足跡が本当に雪についた跡のようです。
5位受賞とても驚きました!ノミネート・投票していただきありがとうございます。
A5を三等分して角丸 というシンプルな装丁ですので、スマホっぽい本を作りたい時に参考にしていただければと思います!ただ、イベント会場で本だと気づいてもらいにくい問題がありました…。
やってみたい装丁は沢山あるので、次はもりもりに盛った本を作りたいです。
●他のノミネート作品と違って、本文込みで表現しているアイデアがすごいと思いました。
●ものすごく迷ったのですが、加工盛り盛りよりも、「見たことない」「本文と連動している」を重要視しようと思い、
こちらを選ばせていただきました。知らないジャンルでも、実物を手にとってみたいと思わせてくれる装丁です。
●素材など凝った装丁よりもアイデアの部分が際立っていて素敵だと思いました。
この度は、6位という栄えある賞を頂き誠にありがとうございます。
ひとえにアンソロジー執筆者様、投票して下さった皆様、そして全工程で迅速かつ丁寧に対応して下さったアクシス出版様のお蔭です。
ジャンル20周年という大きな節目での記念アンソロジーでしたが、20年後も読んで頂けたらと思い保存性を第一に考えた装丁でした。
その上で最初期から構想にあった宝箱モチーフのブックケースは木の質感と鍵穴のアートカッティングが狙い通りに実現でき大満足です!
いずれもアクシス出版様でなければ出来ない装丁でした。
外見、内容ともに本物の宝箱が出来ました。皆様に感謝申し上げます。
●古びた宝箱の木の感じが出ていて作品の雰囲気によく合っていると思った。
●一瞬本とは思えないような装丁。和風で渋いと思っていた雲竜紙の思いもよらない使い方。開く前からドキドキしそう。
●宝箱の外箱が本当にワクワクするデザインで、質感もきっと本物のような仕上がりだろうと想像できました。
背表紙の箔押しの使い方が、こんな方法もあったのか!と、目から鱗でした。愛を感じる一冊です!
装丁の評価頂きありがとうございます。
タイトルの「陽」と、本のメインキャラクターのゆかりの物を表現する為に色々思案しました。たくさん悩んだ分、評価頂けたことがとても嬉しいです。
紙の質や初めて挑戦する加工オプションなど、アクシスさんに相談させて頂きました。いつも丁寧に説明やアドバイス頂けるのでとても安心しています。
この度は本当にどうもありがとうございました!
●見て驚き、触って驚き、表紙をめくって驚き、と何度も楽しませてくれる特殊加工の波状攻撃という感じ。
それでいてゴテゴテとしていない。統一感があって優しい雰囲気があるのがすごい。
●タイトル「ひなたぼっこ」に合った、ふんわり明るく優しくて、暖かみのある本だなと思いました。
●優しい雰囲気が愛らしくて素敵でした。なにより、作中に出てくる教本を再現したブックケースというのが素敵ですね。
物語に没入できそうです。