まず目に飛び込んでくるのは表1いっぱいに施されたアートカッティング加工。本の強度の問題があり制約が多い加工ですが、つなぎの位置や量を絶妙に調整することで、強度を維持しつつシルエットだけでキャラクターの集合絵だということが分かります。本文の途中に差し込まれた折り込み口絵はB5の横綴じ本でさらに左右に観音開きにすることで、左右に大きく開く大迫力の見開きページとなっています。
表1のほとんどを占めるアートカッティング加工。面積が大きくなればなるほど表紙の強度が落ちるため、制約が多い加工ですが、つなぎ(補強のための橋渡し)の位置や量を絶妙に調整することで、シルエットだけでキャラクターの集合絵ということがハッキリと伝わります。タイトルのフォントもこの加工との相性バッチリです。
アートカットから覗くのはメタルペーパーの遊び紙。
キャラクターのシルエットのバックにはピンクのオフメタル遊び紙が輝きます。マットPPの表紙とメタルペーパー、表紙の文字に施されたエンボスニス加工の質感の違いが面白い表紙になっています。
本文中に差し込まれた折り込み口絵。折の方向を変えることで観音開きになっています。横に長いB5横綴じの本をさらに観音開きにすることで、1メートルを超える大迫力の見開きページが広がります。
表紙:コートカード紙180kg(両面フルカラー印刷・表紙1-4マットPP)/遊び紙:カラーオフメタルピンク/ 折り込みフルカラー口絵:コート110kg/本文:コート135kg 特殊加工:アートカッティング加工(300cm2)/エンボスニス加工