通常は本の保護や複数の作品をまとめるための「守り」であるシュリンクをVHSのパッケージを再現するために使った「攻め」のシュリンク加工。中のブックケースは透明フィルムにVHSのケースでよく見たシャカシャカが印刷されていて、見るだけで爪の先にシャカシャカが伝わってきます。本のサイズもVHSに近い新書サイズで、カバー、角丸、小口染めで本物のビデオテープと見間違うような仕上がりになっています。
通常、本の保護が目的であるシュリンク加工。しかしこの作品ではVHSのパッケージを再現するための「攻め」のシュリンク加工となっています。
シュリンクを開封するとまず目に入るのが透明フィルムのブックケース。表面には細かい格子模様が印刷されており、ビデオテープのケースの特徴的な手触りを思い起こさせます。
ホログラムペーパーのブックカバーはケースとテープの間に挟まれたビデオのパッケージ風にデザインされています。
表紙のデザインはビデオテープになっており、シール部分にタイトルが印刷されています。小口も黒く塗られ、角丸製本でビデオテープの形を再現。
表紙:コートカード紙180kg(クリアPP)/遊び紙:色上質紙厚口黒/本文:コミック誌クリーム/
特殊加工:角丸製本/小口染め加工(黒)
表紙:ホログラムペーパークリスタル(フルカラーRGB印刷+白印刷+クリアPP)
特殊加工:ブックカバーも同時に角丸
スリップ縦タイプ/用紙:高透明フィルム300ミクロン(CMYKフルカラー+白印刷)